2023年2月の時流塾開催
2023年2月の時流塾は10日(金)に開催いたします。
発表者 水野靖夫、山本紀久雄
時間 14時30分~16時45分
会費 1000円
会場 東京文化会館・小会議室1
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2023年2月の時流塾は10日(金)に開催いたします。
発表者 水野靖夫、山本紀久雄
時間 14時30分~16時45分
会費 1000円
会場 東京文化会館・小会議室1
2023年2月8日(水)例会は、会場の都合で2月8日開催し、山本紀久雄から「九代目市川団十郎と山岡鉄舟 前編」を発表いたします。
江戸・東京歌舞伎の中で常に特別な地位を占め、最も大きく重い名前とランク付けされてきたのが「市川団十郎」の名跡である。
その名跡を受け継いだ代々の団十郎の中で、明治維新という大改革を経た九代目は、不世出と言われた名優だったばかりでなく、演劇改良・役者の社会的地位の向上など、近代化の苦悩にあえいでいた歌舞伎界のリーダーとして縦横の活躍を見せ、九代目の余響が強力に現代の歌舞伎に及んでいる。
この九代目が、『おれの師匠』(小倉鉄樹著 島津書房 2001)に「鉄舟から直接大感化を受けていた」、また、『山岡鉄舟の一生』(牛山栄治編 春風館 1967)でも「九代目が鉄舟のところへよく来ていた」と記述されている。
従来の鉄舟研究、九代目に触れているものがなく、今回の発表が初めてと考えます。
九代目は鉄舟から何を得て偉大な明治歌舞伎界の改革者になったのか。
ご期待願います。
テーマ 「九代目市川団十郎と山岡鉄舟 前編」
日程 2023年2月8日(水) 時間 18時30分~20時
発表者 山本紀久雄
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
2023年1月から山岡鉄舟研究会の分科会として、「時流塾」を毎月第二金曜日に開催してまいります。2023年1月は13日(金)です。
従来、渋谷で「時流塾」開催してまいりましたが、会場の都合で2023年から東京文化会館の小会議室で行ってまいります。
「時流塾」とは、時代の表面に顕れた様々な事象と、その背景を分析しつつ、それらの底流・基底流には何があるのであろうかを究明・検討していく研究会です。どなたでもご参加歓迎です。
発表者 水野靖夫、山本紀久雄
時間 14時30分~16時45分
会費 1000円
会場 東京文化会館・小会議室2
1月は東京文化会館の都合で第4水曜日の25日(水)に開催します。
発表者は、当初、山本紀久雄でしたが、山本は2月に変更し、1月は東洋大学大学院博士後期課程在籍・明治維新史学会在籍の小林哲也氏にご登場いただきます。
テーマ 「江戸無血開城」を考える
―『江戸無血開城の史料学』に寄せて―
発表者 小林哲也氏
日程 2023年1月25日(水)
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
小林氏から以下のコメントが届いております。
「江戸無血開城」は、高校の日本史教科書などで、「江戸城は、慶喜の命を受けた勝海舟と東征軍参謀西郷隆盛の交渉により、同年4月無血開城された」(『詳説 日本史B 改訂版』山川出版社)、あるいは「新政府軍は,東海、東山、北陸の3道から江戸をめざし、3月15日を江戸総攻撃の日と決めた。しかし、この日を前に西郷隆盛と勝海舟が会見し、江戸は無血開城された。江戸は東京と改められ、関東が平定されると、明治天皇は東京にはじめて入った。ついで、年号は明治と改められ、以後は天皇一代に年号一つと定められた(一世一元の制)」(『日本史A』東京書籍)などとされる。
また専門的研究においては近年一番の功労者は誰か、新政府から徳川家に提示された降伏条件は5か条か7か条か、といった議論が盛んである。
しかしながら、「江戸無血開城」に関しては、時系列のほか基本的事項すらも謎が多いのが実情である。そんな中、2022年には、岩下哲典編『江戸無血開城の史料学』(吉川弘文館)が出版され、江戸無血開城研究は今後いっそう進展することが期待される。
本報告では、『江戸無血開城の史料学』に拠りながら、「江戸無血開城」について、幕末期から遡って考えることで、その諸問題を考えていきたい。
皆様、ご期待願います。
2022年12月21日(水)は、森真沙子先生から、テーマ「満天の星」でご講演いただきます。
「満天の星」は、森真沙子先生の12月新刊タイトルで、御一新成った日本の首都の空には、それまで想像もつかなかった新星が、キラ星のごとく輝いていたことでしょう。時と共に輝きを増す系の星も、流れ星となって彼方に消える系の星も-----。どのようなご講演になるか楽しみです。ご期待願います。
テーマ 「満天の星」
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
2022年11月16日(水)の例会は、高山みな子氏にご登場いただきます。
勝海舟の玄孫にあたられます高山みな子氏から「伊勢商人と勝海舟」についてご発表いただきます。
『氷川清話』で記されている箱館の豪商・渋田利右衛門から紹介された伊勢商人・竹川家の3兄弟。
勝海舟は彼らとの交流を通して日本の地方の実情を身近に見ます。
豪商達の知恵は海舟にどのような影響を及ぼしたのでしょうか。
テーマ 「伊勢商人と勝海舟」
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
2022年10月19日(水)は、埼玉大学名誉教授・大保木輝雄先生にご発表をいただきます。
テーマ 「一刀正伝無刀流開祖山岡鉄舟」
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
大保木輝雄先生は、「武道」を学問の対象としてこられ、現代剣道の理念で謳われている「剣の理法」についてまとめた著書(『剣道 その歴史と技法』日本武道館)を踏まえ、鉄舟が開設した「春風館」の存在意義、それは明治28年に大日本武徳会が創設されるまでの間、「春風館」の果たした絶大な役割ですが、これらについて展開されます。
10月の大保木先生ご発表から、剣道史上、近世剣術から近代剣道へ橋渡しをした鉄舟について、一段と理解を深めたいと思います。
2022年8月は夏休みで休会といたします。
2022年9月は21日(水)に寺内進先生から「鉄舟書の鑑賞と諸問題」についてご発表いただきます。
テーマ 「鉄舟書の鑑賞と諸問題」
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
鉄舟は「書法について」(『山岡鉄舟剣禅話』高野澄編 徳間書店 1971)にて、以下のように述べる。
「世或は云ふ、山岡鉄舟の書は書としては何流にも契(かな)はぬものにて、書か画か判然すべからずと。こは頗(すこぶ)る明言にして一点抗弁を用ふるの余地なし。此の如きは総て其人の心の鏡に任せ写さば可なり。以上の如くにして、余が今日の書は則ち鉄舟流なり。
明治18年12月30日 鉄舟山岡高歩誌」
鉄舟書は一般的に解読が難しく、当会に多々届く「解読依頼」は、寺内進先生に解読をお願いしている次第です。
鉄舟書の権威者である寺内進先生から、
について解説を展開されますので、ご期待願います。
2022年7月20日(水)は喜多村園子氏から次のテーマでご発表いただきます。
テーマ 「小林二郎の業績と生涯」
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
喜多村園子氏は『良寛を今に伝えた 小林二郎伝 一幕臣の足跡』(2018年5月)の出版に続きまして、2022年5月に『続 小林二郎伝』を出版されました。
2022年6月15日(水)は山本哲氏にご登場いただきます。
山本哲氏から以下のご連絡を受けております。
「大政奉還後、徳川慶喜が主宰する諸侯会議の延長線上に、共和政体が出来ていたならば、日本はどのような国家になっていたのか。
このような問題意識のもと幕末維新を考察いたします」
テーマ 「徳川慶喜の政権構想とその挫折」
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・小会議室1
*6月は文化会館の都合で会議室が中⇒小に変更になります。
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