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2024年2月

2024年2月26日 (月)

2024年3月は山崎一穎(かずひで)氏からご発表いただきます。

2024年3月は山崎一穎(かずひで)氏からご発表いただきます。

    テーマ  「鴎外と脚気――その事実と責任の取り方」

    日程    202327(4水曜日)

    時間    1830分~20

    会費    1500

    会場    東京文化会館・中会議室1

 

山崎一穎氏は跡見学園前学長、日本近代文学研究者、森鷗外記念会会長、森鷗外記念館(津和野)館長。

*鴎外の祖父、森白仙は、参勤交代の帰国の途次、土山宿(滋賀県)にて脚気衝心(脚気が進行して心臓を侵すこと)で死去。脚気は精白米を常食とする民族に多く発症。享保年間(1716~36)江戸で大流行し、当時「江戸煩い」と呼ばれた奇病。ビタミンB(チアミン)の欠乏による疾患でビタミン発見の端緒となった疾患の一つ。栄養障害。

2024年2月例会開催結果

2024年221()例会は、北村豊洋氏から

『――山岡鉄舟から学ぶ――

             超高齢化社会を生きる』

  について、ご発表いただきました。

北村氏が山岡鉄舟研究会に入会したのは60歳、以後15年。鉄舟という人間の素晴らしさにふれ、例会に参加されている。

人から「75歳になったのに、なぜそんなに元気で前向きで忙しいのか」と言われる。それへの回答も含め、故郷である高山・飛騨史と文化、現在までの自分史を紹介することでご発表をすすめられた。

ご出身地は、日本一の面積を誇る高山市。

その高山の飛騨古代史を辿ると、まず飛騨工制度という飛騨国1国のみに対して特別に定められた制度があった。飛鳥時代、奈良時代、平安時代と約400年間、当時の税である庸・調を免除する代わりに、年間100人もが一年交代で都に行き、建築に従事した。この飛騨匠は古代以降、名工の代名詞として文学作品等に多く描かれている。

その後、安土桃山時代の天正14(1586)から江戸時代の元禄5(1692)までは、金森氏時代が6107年続いた。

金森氏の後は、幕府天領として慶応4(1868)までの176年間、高山陣屋での25代の代官・郡代が続いた。21代は鉄舟の父親である小野高福である。

大原彦四郎、亀五郎親子の郡代時代に大原騒動(17711788)が起き18年間に及んだが、農民が老中・松平定信に駕籠訴、郡代が処罰され、農民の勝利となって、以後、郡代の提案・命令は、郡中の農民集会にかけて決定するという、他藩にはあり得ない政治が行われ、今につながる「飛騨人気質」が形成された。 

北村氏の家系は公務員。北村氏だけが民間企業勤務。新市場開拓などを担当し、自宅の我孫子市と高山を50年間行き来する参勤交代を続けていながら、「我孫子まちづくり協議会」の役員、さまざまな文化活動企画立案運営と関連団体との連携活動を担っており、スポーツはテニスとジムへ毎日通い、70歳で郵便局アルバイトも実行。

現在は、男性4人で『古希ダンサーズ』結成、ヒップホップ20分で5曲踊る。体力的には大変だが、間違えても「引きつり笑顔」で観客の心をとらえ、スタンディングオペレーション「ブラボー! ブラボー! アンコール!本当に古希なの?」の声援受ける。

北村氏は最後に「超高齢化社会を生きる」ための提言を述べる。

  • 地域の共同体に参画し「独りよがり」無くす
  • 第二の芸術に取り組む。この実例が前述の『古希ダンサーズ』

日々の過ごし方と、練習の継続で、未知の「のびしろ」が広がり、広がると楽しくなり、継続・努力すると自分のブランド芸術になる。

皆さんに「楽しいのびしろ」を探すことをお勧めしい、と。

 

このような北村氏のご発表、これは鉄舟の教えを実行しているのだと納得しました。

鉄舟は「ああしろ・こうしろ」というような教育・指示はしない。自分の中に「何があるのか」を自分で見つけ、それを鍛え、伸ばしたものを自ら発揮させていく。このような指導である。

これは今まで鉄舟の影響を受けた偉人達、例えば「明治天皇」「清水次郎長」「九代目市川団十郎」「三遊亭円朝」「天田愚庵」等の生き方をつぶさに研究してみてわかったこと。

これらの人物は自らの行動によって、自らの中にある「何か」を探し、鍛え、それで世に問う「生き方」を実行している。

北村氏の生き方は正に鉄舟の教えに基づいている。

鉄舟を学ぶということは、自らの内部に存在する「自らの財産」を探す旅をするという意味に通じる。

今回の北村氏のご発表をお聞きし、このように感じた次第です。

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