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2023年10月

2023年10月 2日 (月)

2023年10月例会

2023年10月は日本武道学会会長の大保木輝雄先生からご講演いただきます。ご期待願います。

  テーマ   「武道の歴史から考察する鉄舟の剣道理念について」

  日程    20231018()

  時間    1830分~20

  会費    1500

  会場    東京文化会館・中会議室1

2023年9月例会開催結果

2023年9月例会は927()に、河瀬眞人氏から「韮山代官江川英龍と練兵館斎藤弥九郎」についてご発表いただきました。

代官と剣客、一見縁が無さそうであるが、実は、韮山代官江川英龍と練兵館主斎藤弥九郎は岡田道場で相弟子となり、盟友として以下のように様々な事を成し遂げている。

  • 大塩平八郎の乱では英龍は弥九郎を現地に派遣し実情を探索させた。
  • 江戸時代後期の天保7年(1836年)8月に甲斐国で起こった百姓一揆。別称甲州騒動であるが、この際、英龍と弥九郎は共に刀剣商に扮し、飢饉の状況視察を行い救民救済に努めた。
  • 品川沖台場築造や大小砲鋳造の反射炉建設・洋式帆船ヘダ号の建造などは英龍の指示に基づき弥九郎が現場を仕切った。

二人は、ペリー来航の半世紀前に生まれ、外国の脅威の顕在化を感じながら成人し、当時の最先端知識人であった蘭学者の幡崎鼎(はたざき かなえ)、渡辺崋山や水戸の藤田幽谷、会澤正志斎等との交流で知りえた海外情報によって、日本と欧米諸國との圧倒的な格差を知り愕然とした。

特に清国で起きたアヘン戦争と、その結果の不平等な南京条約、これは英国に清国での利権を先取りされた露仏獨米西葡の植民地獲得争いに火をつける事となったが、これらに対する幕府・諸藩の実態について大きな危機感を抱いた。

そこで二人は、洋式砲術家高島秋帆に師事し、英龍は「韮山塾」を開講、弥九郎は練兵館で撃剣指導を行いつつ洋式銃陣等西洋兵学を学んだ。

この韮山塾と練兵館、儒教や漢学中心の昌平黌学問所とは異なる学問・武術の拠点となり、時代に対する志を持つ人材を世に多く送り出したと、河瀬氏は強調された。

江川家と河瀬氏は先祖から姻戚関係によって、深いご関係があることから、まだ多くの知見をお持ちですので、次回のご発表をご期待申し上げたいと思っております。

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