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2020年10月

2020年10月26日 (月)

2020年11月21日(土)例会開催案内

2020年11月21日(土)に埼玉県深谷市の渋沢栄一記念館見学を兼ねて開催いたします。

10:00 JR熊谷駅 中央改札出口外側にて集合。

<マイクロバス移乗、深谷へ移動>

1.10:30~:10:45     深谷駅外観と駅前の栄一銅像 見学

2.11:00~11:15(15)  日本煉瓦製造 跡地(外部より見学)

3.11:45~12:45(60)  昼食(割烹 楓 予定)

4.13:00~13:10(10)  尾高惇忠宅 見学(外部より)

5.13:30~14:30(60)  渋沢栄一記念館(アンドロイド、史料

館、銅像)

6.14:45~15:00(15)  栄一生家(中の家)見学(外部より)

7.15:15-15:45(30)  誠之堂、清風亭 見学後熊谷へ

16:30 熊谷駅前にて解散

*集合場所;JR熊谷駅、改札(1か所)を出た中央コンコースとします。

*昼食(割烹 楓)は、「煮ぼうとう」(栄一が好物だった)を食べます。

 

2020年10月例会開催報告

2020年1021()例会は、森真沙子先生からご著書『柳橋ものがたり』に登場する以下の7人を、『「柳橋」で遊んだ妖人奇人録』として解説ご発表いただきました。

  1. 柳橋のガイドブックを書いた、成島柳北
  2. 赤羽織の怪人、明治の文豪尾崎紅葉の父親・尾崎谷斎(こくさい)
  3. 同じ柳橋芸者を妻とした、澤村田之助と三遊亭圓朝
  4. 十四才にして柳橋に遊んだ河竹黙阿弥
  5. 江戸の粋に溺れた酔いどれ大名・山内容堂
  6. 感染予防に尽力し、感染病で死んだ手塚良仙(手塚治虫の曽祖父)
  7. 柳橋芸者を身請けした山岡鉄舟

 『柳橋ものがたり』は、時代小説で活躍する森真沙子先生が、しっとりとした筆づかいで、主人公に柳橋の船宿・篠屋に住込む「綾」を登場させ、この地で生きる人びとと、上記の妖人奇人を絡ませ、思いがけないストーリー展開によって、読者を惹きつけるシリーズ版。今回で5冊目。

 だが、『柳橋ものがたり』を片手に、現代の柳橋地区へ期待をもって訪ねても、今やマンションやビルが立ち並ぶ無機質な街に変質しており、江戸時代の情緒・雰囲気は殆ど味わえません。

ところが、森先生の筆にかかると、柳橋は情緒纏綿とした街へと見事に変貌します。森先生が変身させるヒントは何か。

それは「今の東京の土地には昔が遺っていない」のだから「その地の地霊の囁きに耳を傾けるしかない」と指摘されました。

 「地霊」とは、『東京の地霊』(鈴木博之著 ちくま学芸文庫)によると、ラテン語の「ゲニウス・ロキ Genius loci」の訳語であるという。

森先生の”地霊”観は、その土地に生きて死んだいにしえの人々の”気配、囁き”。その幽けし囁きに耳を傾けなければ何も分からない。

 ですから森先生は、柳橋で「遊んだ妖人奇人」たちが、この地でさまざまな可能性を求め、その結果としての行動・振る舞いから起こす事件と背景を織り込むことで、今では目に映らない柳橋の魅力構造を、読者に伝える「担い手」をされているのではないでしょうか。

まだ読まれていない方は、このような視点から『柳橋ものがたり』を楽しまれたらと推奨いたします。

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