2018年7月例会
7月例会は、山本紀久雄が「鉄舟が三遊亭円朝に影響を与えたこと」の総集編を発表いたします。
天保10年(1839)江戸湯島生まれの円朝、30歳までを江戸期、62歳で亡くなるまでを明治期、前半と後半の時代大変化の中、聴衆が持つ好み感覚がスピーディーに変っていく過程で、オルガナイザーとしての指導力を発揮し、「江戸期からの客層、新時代の客層、上流・中流・下層社会層にも合わせる」活躍を続け、速記本による出版もあり、自らが目標としていた「芸人風情心情からの脱皮」を図り、落語界において円朝のみが「大師匠」(おおししょう)と称されるように、不動の地位を築きました。
その背景には明治10年(1877)に鉄舟の禅弟子となって、鉄舟からの影響が大きく影響しています。
では、鉄舟から何を学び、取り入れたのか。鉄舟と円朝の核心に迫ります。
日程 2018年7月18日(水)
時間 18時30分~20時
会費 1500円
会場 東京文化会館・中会議室1
2018年8月例会は夏休みで、9月例会は19日(水)に東洋大学・岩下教授による新著『江戸無血開城・本当の功労者は誰か?』(吉川弘文館)について、ご講演をいただきます。
「戊辰戦争では、幕臣の勝海舟が官軍総大将格の西郷隆盛と会談を行ない、江戸は戦火から救われたと言われています。
しかし、最大の功労者は海舟ではありませんでした。会談前に駿府の敵中に乗り込んだ山岡鉄舟と、将軍徳川慶喜の絶対的な信頼をもとに、鉄舟を推薦した高橋泥舟。
開城前後の2人の動向を当時の情勢とともに追い、知られざる江戸無血開城の真実に鋭く迫ります」
とあります。ご期待ください。
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