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2017年2月24日 (金)

2017年2月例会開催結果

2017年2月例会開催結果
  

2月例会は以下の2名が発表いたしました。
高橋育郎氏からは「里見武士道考察」、山本紀久雄は「三遊亭円朝研究」です。

① 高橋育郎氏「里見武士道考察」

ご発表の前半は「日本における武士道の成り立ち」について系統的に縷々ご案内され、後半に「里見武士道考察」を展開されました。
『南総里見八犬伝』は滝沢馬琴が文化11年(1814)に28年の歳月をかけて書き上げた大作である。
馬琴が八犬伝を書いた背景には、南総館山の地で里見氏が158年間も善政を施したのに、伯耆の国に転封されたことを悲劇と捉えながら、物語で登場させた八犬士をもって里見氏の危機を救う武士道の鑑として、ストーリー展開させたのではなかろうかと高橋氏は解説された。
確かに、八犬士は「仁、義、礼、智、忠、信、孝、悌」の文字をそれぞれ身に刻み込まれており、この八文字はまさに武士道を顕している。
現在、八犬伝の地元である館山市では、八犬伝を「里見氏物語」としてNHK大河ドラマ化実現に奔走されている。日本の心の再発見になるドラマ化の実現、これを祈念してやまないと結ばれました。

② 山本紀久雄の「三遊亭円朝研究」

最初に鏑木清方の「三遊亭円朝像」(東京国立近代美術館蔵)、美術館解説に「文字に依らない伝記」とあり、肖像画に新しい領域を拓いた、ともある背景を解説し、続いて、日経新聞(2016年12月18日)中沢義則記者による円朝像への感想について分析し、最後に山本の見解、それは眼差しであり、左の写真からでは明確にわからないが、目つきが上向きに描かれている状況から推測できるストーリーをお伝えしました。
Photo

次に「落語家の始祖」である「安楽庵策伝」を説明し、現代の落語ブームはさらに盛り上がりを見せている実態の現象として、「ワンコイン500円寄席の盛況」「図書館で貼付されていた落語公演ポスター売れ行き状況」「不動産業のセミナーも落語形式で集客をはかっている事例」を紹介しました。

最後に、円朝を研究していると、その実態は「落語家であって落語家でない」といえ、その論拠として「書の世界での円朝」、「俳句の世界での円朝」「茶道の世界での円朝」「作庭の世界での円朝」の足取りを具体的に解説いたしました。

要するに、広く世に知られている円朝は、落語界の先達、それも類まれなる名人としての評価であるが、これは円朝の一面に過ぎなく、円朝のすごさは落語以外にも一流人であったことで、「個」としての人間力を存分に発揮した人生であり、これが鉄舟と共通するところであると強調した次第です。

円朝研究は、まだまだ奥深く、鉄舟との関連を中心に今後も継続してまいります。

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