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2014年7月26日 (土)

2014年7月開催結果

2014年7月例会開催結果についてご案内申し上げます。

Ⅰ.2014年7月16日(水)の例会は、東京・御茶の水・ホテルジュラクで開催しました。
ご発表は以下の三氏です。 

1. 矢澤昌敏氏・・・内容は別添付でお送りしています。
 9月7日(日)開催「東叡山 寛永寺:特別参拝」の案内
10月19日(日)開催「鉄舟所縁のお江戸史跡巡り」の案内
  

2. 永冨明郎氏
  平成26年NHK大河ドラマ「花燃ゆ」は、吉田松陰の四女・文(ふみ)が主人公
です。永冨氏は「遥かなり三宅島=吉田松陰「留魂録」外伝」(H24年 東洋図
書出版)で第16回日本自費出版文化賞の小説部門賞を受賞されたように、松陰
研究家として著名です。
松陰は、ペリー密航事件を起こした後、郷里・山口県萩で蟄居の生活を送る中、
松下村塾で多くの若者に改革の心を植え付け、安政の大獄で処刑された。
だが、残された多くの門下生たちは幕末の列強外圧が迫るなか、日本の大改造
に立ち上がり、明治維新の大きな原動力となり、更には維新後の新体制構築の
中で、彼らが随所で活躍した。
永冨氏は、その若者たち(門下生)と、松陰の妹、特に文の生涯について考察さ
れ、また、「花燃ゆ」に登場するであろう門下生について、放映される際に参考
となるリストを作成提供いただきました。ご親切に感謝申し上げます。

3. 山本紀久雄
4月の木下雄次郎氏の「鉄舟、人生のこころの標を刻する77種の印」解読考察。
① 山岡鉄舟居士印存、山本玄峰老子題字「至誠如神」全生庵主玄實識」(木下氏所蔵)
② 鉄舟書の前に立つと、一瞬、俗事・俗用を忘れさせてくれる背景。
③ 鉄舟は「無法で書く」というが、これをどのように理解するか。
④ 四(し)弘(ぐ)誓願(ぜいがん)のひとつ「衆生(しゅじょう)無辺(むへん)誓願度(せいがんど)」を唱えて書くという意味。
⑤ この掛け軸、闇雲に全生庵第五世玄(げん)實(じつ)師が鉄舟印を押したわけではないだろう。何かの一貫したストーリーで印の位置を決めているはず。それを読み解かねば鉄舟印譜の掛け軸が語りかけている意味は解けない。
⑥ 掛け軸をじっと眺めて思いついたことがある。物事は最初と最後が重要だというのがセオリーであるから、掛け軸に最初に押された印はスタートであり、最後は結論ではないかということ。
⑦ スタートには印が三つ押されている。

Img_20140602_0032

1は「鉄舟」、3は「藤原高歩」であるから名前であり、この二印の間に押された2の「江上清星山間明月」がポイントであろう。木下氏解読で「水面には清らかに星が煌めき、山間には明月が輝く」とあるから、これは鉄舟がこれから修行に入る時点での清らかな精神を示していると考える。

⑧ 掛け軸の最後印は77。「武帰必門甲壱」と読む。意は「最も勝れた者になるには何としてもやり遂げる、必ず通り抜ける重要な処、それはひとたび武をもとからやり直すこと」とある。

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⑨ この「武帰必門甲壱」を結論として掛け軸最後に押印したことにも、理由背景があるはず。それを2014年NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」に登場する安国寺恵瓊の事例を司馬遼太郎著「播磨灘物語」から解説。
⑩ 今後も層一層必要である「武帰必門甲壱」が鉄舟の生き方結論であろうが、その上に三つの印譜が押されていることに注目。

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⑪ 74は「即両端」であり意は「即は就く、両端をもって慶喜と明治天皇を指す。端は本源を持って正しい誠」であり、76は「臣鉄舟」であるから74を受けて自らの位置づけを示している。75は「丘容光恵」で、意を要約すると「鉄舟は心の本体を極めるに、和こそが聖人の行う本質なりと悟り、無血開城で和を得ることが道理」、これは慶喜と明治天皇の両者の融合を図った鉄舟最大の業績を印にしたものである。

 
ならば、江戸無血開城を成し遂げるまでの自らに課した修行は、いかなる過程を経てきたのか。それがこの印譜掛け軸で物語っているはず。次の例会で解明する。

 

Ⅱ.2014年9月、10月例会につきましては別途添付いたしました。

Ⅲ.2014年11月の例会は以下のように開催します。  *8月は夏休みで休会です。
  開催日  2014年11月19日(水) 発表は山本紀久雄が行います。

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